 |
 |
 |
 |
『 青と夏 』
涼しげな風はとおりすぎて 花草は名も知らず盛ろう 夕立ちにかける姿に ふと聞こえてく遠い稲光
あなたを思い出す日々がこんなにも 荒々しく降り注ぐ雨のように 私を悩ますとも あの頃の私も あなたも
怖いほど変わり行く景色に 「悪くないな」と 嗤う自分を連れて
風はもう ほほを撫でるほどに 身に纏う 湿っぽい肌を共に こんな夜ほどあなたと抱き合って こんな夜もあったと思い返したいのに
朧気に目を開いてみれば 朝日がもう遠く照らして 鮮やかな夏の思い出は 闇の中でもう 静まり返る
|
 |
2023/07/01-11:22..No.[246157] p793006-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
|
 |
|
|
 |
 |
 |
 |
|