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『 君が寝る前に読み聴かせる「めでたしめでたしの話」 』
今日は何もなかった。 こんなにも何もなかった。 「君たちがいて僕がいる」 「ごめんくさい。これまたくさい。あーくさ。」的な安息に僕たちは包まれてる。
「何で何もなかったのが良いの?」って君は言う。 「そもそも鬼と今から喧嘩するつもりかい?」って僕は問う。
「今日を思い出して、今日がこんなにも穏やかに寝れる日なら。それは『めでたしめでたし』だろ?」
そうやって毎晩君は僕に「めでたしめでたし」を求める。 さすがにネタもない。 俺も眠たい。
こんな日々が、幸せだって、いつか解るときも来るさ。
いや、解ってて、そんな話してんだよね。
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2020/12/02-22:03..No.[246090] sp49-98-167-36.msd.spmode.ne.jp
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