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『 はじめから 』
なにか一つくらい
手に入れられるなら
この手に何を握っていよう？
それすらいつか
消え去るなら
誰かにそれを委ねようか？
「明日がある」とか「きっと夢見た世界へ」
そんなこと何日繰り返したろう？
「たどり着けないさ」わかっててもなお
「たどり着きたいよ」わからず屋の声がする
「何をそんなに？」
「わかんないよ」あきらめたふりして
そんな日々を繰り返しながらも
いつも底にある何を探る
「誰も見たことのない世界へ」
簡単に言うけれどそんなこと
「僕が見たい世界が君が見たい世界と同じなら」
なんてそんなこといつだって想像してる。
「はじめから」
リセットすら許されない
こんな世界に
こんな世界でも
はじめられるかな？僕ら。
なにも持たずに
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| 2020/07/31-19:13..No.[246061] sp49-98-156-213.msd.spmode.ne.jp
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：秋
